喘息とは
アレルギーが主な原因であり、アレルゲン(花粉やハウスダストなど)が気管支に慢性的な炎症を引き起こします。その結果、空気の通り道が狭まり、呼吸が困難になる状態が生じます。
一般的な症状としては、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューなどの呼吸音)や、全身を使わないと息苦しさを感じる、咳が一度始まると止まらないなどがあります。特に夜間から明け方にかけて、呼吸困難やしつこい咳といった発作がよく発生します。
COPDとは
タバコの喫煙や化学物質(大気汚染)などによって有害物質を吸入し続けることで、気管支に慢性的な炎症が発生したり、肺胞が破壊されることによって肺機能が低下し、さまざまな症状が現れる状態をCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と呼びます。主な原因の大部分はタバコです。
一般的な症状としては、頻繁に咳が出る、痰が増える、動作時に息切れするなどがあります。病状が進むと、安静にしているときでも息切れが生じるようになります。さらに、体重減少や肺炎、肺がんのリスクも高まります。